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Japanisches Kultur Institut

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平野啓子氏「語り-日本語の美しき響き」

2014年11月29日(土) 14時~

2014年度の文化庁文化交流使の平野啓子氏による「語り」のイベント。日本の文学作品を通して、日本語の持つ響きの美しさを紹介します。

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古来、昔話や民話、神話や歴史などが語り継がれてきました。鎌倉時代(12世紀末~1333年)に成立したとされる「平家物語」には、読み物として増補されてきた「読み本」のほか、口承により伝承してきた「語り本」とがあり、当時から「語り」が日本文化を構成する重要な要素であったことが分かります。日本の芸能にも大きな影響を与えています。

また、「語り」はたとえ誰が書いた文章であっても、自分の心の表現として、自分の心に刻みつけて伝えるもので、基本的には、本を持たずに暗唱します。さらに、「語り」は、活字文化の発展に伴い、小説や詩歌などを中心に、文芸作品を暗唱することにまで広がり、心の豊かさを育むことのみならず、美しい日本語や豊富な語彙を体内に取り込み伝える手法としての重要な位置を占めてきています。平成23年度には、国語教科の単元にもなり、従来の「朗読」とはまた別のジャンルとして文芸作品の暗唱が「語り」と位置付けられました。

本事業では、「語り部」として活躍する平野啓子氏が、心技体を用いて、「枕草子」(清少納言)の一節<春はあけぼの>のほか、ギリシア神話のエピソードとドイツの詩人フリードリヒ・フォン・シラー(Friedrich von Schiller)の詩をもとに創作した「走れメロス」(太宰治)を「語り」と「朗読」で、日本最古の物語と言われる「竹取物語」(作者未詳)を「語り」で伝えます。

日本に伝承する「語り」を、「朗読」との違いとともに体感いただき、日本語の持つ響きの美しさを堪能いただきます。また、日本の美の象徴でもある富士山や桜に関するトークを行います。桜のトークの中では、本事業のために特別に翻訳(池田イゾルデ訳)された、日本の偉大な小説家・瀬戸内寂聴氏の大人の恋愛小説「しだれ桜」の桜のシーンを「語り」でお聴きいただきます。

平野啓子氏は、平成26年度文化庁文化交流使に任命され、外国において「語り」を紹介します。
(日独逐次通訳付)

協力:文化庁

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